引き出しの奥から古いモバイルバッテリーが出てきたとき、「これ、どう捨てればいい?」と思ったことはありませんか。小さいので後回しにしやすいのですが、捨て方を間違えると収集車で火災が起きることもあります。実際に尼崎市内でも、ごみに混ざったリチウムイオン電池が原因とみられる事故が起きています。
尼崎市で自営業をしている「にしだ」です。地域情報メディア『あまがさきクリップ』でライターをしています。わたし自身、処分しようと思って一度止まったことがあります。ごみ収集に出せるのか、回収ボックスへ持ち込むのか、状態が悪いものはどうするのか、判断が分かれやすいんですよね。
この記事では、尼崎市の分別の基本、回収ボックスの場所と出し方の注意、膨らんでいるときの対応の順で整理します。変更の可能性があるため、実際に動く前には公式確認を前提にしてください。
モバイルバッテリーが普通ごみと違う理由
モバイルバッテリーの中に入っているのは、リチウムイオン電池です。強い衝撃を受けたり圧力がかかったりすると発火しやすい性質があります。
収集車はごみを圧縮しながら積み込む仕組みです。そのため、電池が混ざっていると車内で圧力がかかり、火災につながる可能性があります。乾電池とは扱いが根本的に違う。
尼崎市で最初に確認したい分別の基本
尼崎市の公式案内では、モバイルバッテリー(小型充電式電池)は「燃やすごみ」にも「金属製小型ごみ」にも出せないと明記されています。紙資源の日に新聞や段ボールに挟んで出すのも同様にNGです。
正しい出し先は、市が設けている回収ボックス(拠点回収)です。まずここを入口にして考えると動きやすいと思います。
尼崎市の回収ボックスの設置場所
市が設置している回収ボックスは、2025年12月時点で以下の場所にあります。各施設の開館時間内に持ち込む形になります。
| 施設名 | 所在地 |
|---|---|
| 尼崎市役所本庁舎(南館1階東側出入口) | 東七松町1-23-1 |
| 中央北生涯学習プラザ | 東難波町2-14-1 |
| 小田南生涯学習プラザ | 長洲中通1-6-10 |
| 大庄北生涯学習プラザ | 大島3-9-25 |
| 立花南生涯学習プラザ | 栗山町2-25-28 |
| 武庫西生涯学習プラザ | 武庫の里1-13-29 |
| 園田東生涯学習プラザ | 食満5-8-46 |
わたしは塚口周辺を動くことが多いので、生涯学習プラザがいちばん寄りやすい場所です。近所の施設をひとつ確認しておくだけで、いざというとき迷わなくなります。
端子をテープで保護してから持ち込む理由
回収ボックスへ持ち込む前に、電池の電極部分(+と-の端子)にセロハンテープやビニールテープを貼って絶縁してください。複数の電池が金属缶の中で触れ合うとショートが起きやすくなります。
テープは端子全体を覆う形で貼れば十分です。隙間があると接触が残るため、少し大きめに覆っておくほうが安心です。

端子のテープ貼りは、持ち込む直前にやるのが一番忘れにくいですよ
回収ボックスに出せるものと出しにくいもの
市の回収ボックスに出せる小型充電式電池は、リチウムイオン電池・ニカド電池・ニッケル水素電池とモバイルバッテリーです。一方で、対象外になるものもあります。
- 乾電池(アルカリ・マンガン)は対象外
- ボタン電池・リチウムコイン電池は対象外
- 自転車・バイク・自動車用バッテリーは対象外
- 膨張・破損・発熱しているものは要別対応
乾電池は「燃やすごみ」の日に出せますが、充電式電池とは分別が違います。同じ「電池」でもまとめて考えないようにしてください。
膨らんでいるバッテリーは通常の回収とは別に考える
バッテリーが膨らんでいる(膨張している)場合、内部でガスが発生している状態です。通常の回収ボックスにそのまま入れるのは安全面で避けたほうがよい状態です。
このような場合は、無理に動かさず、まず尼崎市の家庭ごみ案内センターへ相談するのが確実です。電話番号は06-6374-9999で、収集の申し込みや相談に対応しています。
膨張したものを強く押したり、穴を開けようとしたり、水に入れたりするのは厳禁です。分解も同様。状態が悪いものほど、触る回数を減らして早めに連絡するほうがいいと感じています。
電池を取り外せない製品のときの申し込み方法
引っ越しや大掃除のタイミングで、充電式の小物をまとめて処分しようとすると、電池だけ外せないものが出てきます。わたしも整理しているときに「これ、どうやって電池取り出すの?」と止まったことがあります。
尼崎市では、電池が取り外せない製品については、家庭ごみ案内センターへ収集を申し込む対応になっています。自分で外そうとせず、まず連絡してみてください。
小型家電の回収ボックスとの違いを見分ける
尼崎市には「小型家電リサイクル法」に基づく小型家電の回収ボックスもあります。こちらはスマートフォンや携帯電話など、20cm以上50cm以下の金属製品が対象です。
モバイルバッテリー単体は小型充電式電池の回収ボックスへ。電池が取り外せない機器をまとめて出したい場合は、品目や状態によって案内先が変わるため、案内センターに確認するほうが安心です。
家電量販店の民間回収を使うときの注意
家電量販店などでもJBRC(一般社団法人)に登録した協力店として、小型充電式電池の回収ボックスを置いている店があります。JBRCのサイトで近くの協力店を検索することもできます。
ただし、JBRC協力店の回収対象はリチウムイオン電池・ニカド電池・ニッケル水素電池の3種類で、対象メーカーの電池に限られています。また、打痕・圧壊・解体された電池、水没した電池は原則受け取れません。
「近くの量販店に持って行けばいい」で止まらず、対象条件を一度確認してから持ち込むと、現地での手間が少なくなります。
やってしまいがちな出し方を先に知っておく
見落としやすいのが、「金属製小型ごみに一緒に出してしまう」という間違いです。形状が金属製のごみに見えるため、つい一緒に袋へ入れてしまいがちです。
- 金属製小型ごみの日に出す
-
リチウムイオン電池が混入すると圧縮時に発火します。絶対に出さないでください。
- 新聞・段ボールの中に挟んで出す
-
リサイクル施設での発火事例があります。紙の回収の日も同様にNGです。
- 電池を無理に取り外そうとする
-
破損・変形・発熱の原因になります。外せない場合は案内センターへ相談してください。
公式情報の確認先と問い合わせの入口
分別ルールや回収場所は変更になることがあります。判断に迷ったときは、尼崎市の家庭ごみ案内センター(06-6374-9999)へ問い合わせるのがいちばん確実です。
市の公式サイトでは「モバイルバッテリーや蛍光管などの回収ボックスを設置しています」のページに回収対象品目と設置場所が一覧で載っています。定期的にページが更新されているため、動く前に一度確認しておくと安心です。
処分先が見つかりにくいときの探し方
「近所の生涯学習プラザが遠い」「量販店の対象外と言われた」となったときに参考になるのが、JBRCの協力店検索と市の回収イベントです。
尼崎市公式サイトの回収ボックスページで、最寄りの生涯学習プラザを確認します。
JBRC公式サイトの「協力店・協力自治体検索」で、自宅や職場の近くを調べます。
状態が悪いもの、外し方が分からないものは06-6374-9999へ相談が確実です。
市内では定期的に回収キャンペーンも実施されています。通常の回収ボックスでは対応が難しいものを持ち込める機会になるため、市の公式サイトで開催情報を確認しておくと動きやすくなります。
今日の一歩の決め方、わたしなら
引き出しの奥に眠っていたバッテリーを今日取り出したなら、まず電池の端子にテープを貼って、近くの生涯学習プラザを一つだけ確認してみてください。場所が分かるだけで、持ち込むタイミングがぐっと決めやすくなります。
わたし自身、「いつか捨てよう」が一番長引くパターンだと思っています。帰り道に寄れそうな場所かどうかを先に調べておくだけで、気持ちの引っかかりが一つなくなる感じがしています。
今週末、近所の施設の場所だけメモしておく、それだけでも十分な一歩です。記事の情報は変わる可能性があるため、動く前に市の公式サイトか案内センターで最新情報を確認してみてくださいね。












